インドの森からその1 コルカタから電車でGO!
さて、いよいいよ今日からインドの森へ!と思ったら。初日はなんと移動のみ。
11:45コルカタ中心部のターミナル、Howrah駅から電車に乗り隣のオディッサ州Bhubaneswar駅までおよそ7時間の長旅です。
ううむ、広い。広いぞインド。
朝9:30にホテルのロビーに集合。昨日のコーディネイターポールさんが運転手と共に待っていてくれてました。ポールさんは、インドの森づくりを92年のスタート当初からずっとお手伝いいただいている現地のNPOタゴール協会の職員で、今回の旅にずっと同伴してくれます。
もう何十年も一緒に現地を巡ったいわば戦友、と顧問のHさんはいいます。
お互い最近孫が生まれておじいちゃんになったそうで、増えた白髪をいじりあう仲です。
さてここからさっそくインドの洗礼を受けることに。
車で駅に向かうのですが、これがとてつもなく怖い。まず車線という概念がないのです。
おそらく3車線ほどの道幅に車が6台くらいひしめき合い、信号が変わった瞬間みんなが全速力。
クラクションは絶えず鳴らしっぱなしで、右から左からどんどん車が割り込んできます。
そして隙あらば人が横断してきたり、牛が現れたりともう交通ルールなぞあったもんじゃない。乗っていたのは大きなSUVなのですが、まるで車の前後に目があるような神業のような
ドライビングテクニックで渋滞をすり抜けていきます。
口から何度も心臓が飛び出しそうになりながら、1時間ほどでようやく駅に到着。
ううむ、おそるべしインド。某地図アプリのストリートビューがインドだけ出てこないのですがその理由がよくわかりました。これ、現地の人以外は絶対に運転不可能です。
さて命からがら駅までたどり着き、ここからは長い長い列車の旅。
コンパートメントはこんな感じ。
オディッサ州Bhubaneswar駅にたどり着いたときにはすっかり日も落ちていました。ここからは再び車での移動。100kmほど離れたDhenkanalという町に向かいます。今回は若いドライバーさんなのですが、やっぱり運転はかなりアグレッシブ。真っ暗な道路を猛スピードでかっ飛ばします。だんだん慣れてきた自分が恐ろしい。ホテルにたどり着いたのはもう22時近くになっていました。そんなこんなでこの日は疲れ果ててそのまますぐに就寝。おやすみなさい。